Over40のニュージーランド留学雑記
英会話講師のFumiが、40歳過ぎて初の留学! 留学生としての視点、教える身としての視点、で、見たこと感じたことを綴っています。
ブログを引っ越しました
こちらで書いていた留学記ですが、サイトを引っ越しました。
わたしが7月から始めた英語教室のブログを統一して、そちらで続けることにしました。
こあ -Koa- の教室ブログ
これからもどうぞよろしくお願いします。
ベジタリアンの市民権
どんなファストフードでも、ベジタリアンの人が「食べるものがない!」
と困ることはありません。
ホームステイを頼む時、わたしはホストファミリーにベジタリアン
のリクエストをしました。
わたしはベジタリアンまではいかないのですが、その頃極力肉や
大きな魚を食べるのを止めていたので、そのまま“ベジタリアン的”
な生活の方が楽かと思ったのです。
それに、ベジタリアンの人だと、スピリチュアル方面の話も
わかる人が多いかな、という勝手なイメージ(苦笑)もありました。
でも、これが実は大当たり(!)で、家族揃ってヒーリングに
興味深々の人たちだったんですけどね。
欧米人の家庭はふつう、食事の時にかなりの量の肉料理が出て
きますから、わたしくらいの年齢だと「肉は食べません」と
言っておいた方が食生活的に楽なところもあります(笑)。
現に一緒にステイしていたほかの留学生(10代〜20代の女の子たち)
には、ホストマザーも晩ご飯に大きなステーキを出したりして
いましたから。
ホストファミリーはマザーがベジタリアンでした。
息子さんと娘さんは肉も食べるといっていましたが、料理好きの
娘さんが作ってくれるものは、たいていベジタリアンメニューでした。
その娘さんが教えてくれたのが、オークランド中心地にある「revive」というカフェのレシピ本。
写真が綺麗で、すごく立派な本です。
わたしも思わず全巻買ってしまいました。

これを持って帰ってくるのが一番大変だったかも(笑)。
お店も大人気で、わたしも数回食べに行きましたが、ランチタイムは
行列ができるほどでした。

これはビーツなど使った「reviveサラダ」と、キッシュ? のようなもの。
ここはとくに「ベジタリアン」をうたっているわけではありません。
でも「体にいい食べ物を」ということで、肉、魚、卵、牛乳、砂糖を
使わないメニューを提供しています。
昨日書いたヨガスタジオのベジタリアンのミールも本当に美味し
かったです。

ちょっとエキゾチックな味わいのラザニアと、たっぷりのサラダ。

デザートもつきます♪
ここは厳密にいえばヴィーガンだそうで。
料理教室もやってました。
「ベジタリアン料理もいろいろおいしいものがたくさんあることを
知って欲しいから、こうやって出してるのよ」
とスタッフさんが言ってました。
工夫次第で味も見た目も素晴らしいベジタリアン料理はいくらでも
できるんですよね。
これだけバリエーションがあると動物性のものを食べないことは、
まるでストレスにならないな、と思います。
ベジタリアンの人は、健康に気を遣って動物性のものを食べないという人もいるし、思想的にベジタリアンでいる人もいます。
ヨガスタジオで話をしたヨギの一人が
「肉を食べるってことは、彼らの命を盗んでいる(steal their lives)
ことだよ」
と言ったのが印象に残っています。
まぁ、わたしはこういう主義主張を持つ人たちに対して、何も言うつもりはありません。
わたしも今じゃ普通に肉も魚も食べてますしね^^;。
とはいえ、ベジタリアンやグルテンフリー、イスラムのハラールなど、
たいていの飲食店やスーパーで、これらに対応しているのは欧米の
素晴らしさだと思います。
日本はベジタリアンメニューってまだまだ少ないですもんね。
わたしが住んでいる地方都市でも、最近はマクロビやローフードを
取り入れたメニューを出すカフェも出てきてはいます。
でもファストフードやファミレスのような一般大衆向け飲食店では
まだまだ。
「日本に行くと、本当に食べるものに困るんだよ」と、
ベジタリアンの人が言っていましたが、そういうところも
“国際基準”になっていくといいな、と思います。
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●オークランドの人気ヘルシーカフェ。オーナーはレシピ本も出してます
revive

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オークランドでヨガ
わたしは10余年ヨガをやっているんですが、ニュージーランドでも
ヨガをやる環境を作ろうと思ってヨガマットやウエアも持って
いきました。
ホームステイをしている時はお家の裏庭のデッキでやったり、
近くの小さなビーチにある芝生公園でやったり。
このビーチは本当に素敵な場所で、わたしのお気に入りでした。



学生アパートに引っ越してからは学校が終わってからの時間が
もっとゆったり使えるようになったので、オークランドの中心地
周辺でヨガスタジオを探してみました。
ネットで検索してみるといろんなところがヒットしましたが、
どこも予約不要で、気軽にレッスンが受けられる感じです。
だいたい1回のレッスンが20~25ドル。
その中でもアパートから歩いて行けて、ほかよりも安い(!)うえに
学生割引があって、レッスンの後にベジタリアンミールが付く、
というサービス満点(笑)のスタジオに行ってみることにしました。
「Loft」という名前で、古っぽい雑居ビルの中にあります。
なので、最初は「こんなところ、大丈夫かな!?」と
思っちゃいました^^;
でもレッスン時間になるとどんどん人がやってきて、マットを敷く
場所がなくなるほど。
初回に参加したのは初心者向けハタヨガクラス。
先生のリードも分かりやすくてよかったです。
英語でのレッスンですが、日本でヨガをやるのとだいたい流れは同じ。
やっぱり、ヨガはリラックスできていいですね~。
レッスン後にご飯を食べながら、スタッフや参加者たちと
おしゃべりすることもできます。
さすがオークランドというか、先生もレッスンを受けにくる人も
いろんな国の人がいるので、おしゃべりするのも楽しいですね。
ラウンジにはヨガに関係する教義の本などが並んでいたり、
スタッフは「こないだインドに行ってきた」とか話している人が
いたり、ヨガ以外にもワークショップを開いていたり、なんだか
けっこう“気合の入った”ヨガスタジオなのかな?
と、思って聞いてみたら「そんなことないよ。レッスンに来る人は
単に健康のため、ワークアウトの感覚で来る人がほとんどだし」
とのこと。
ワークアウトといえば、欧米人ってほとんどの人がジムに行ったり
ジョギングをしたり、というのが当たり前のように生活の一部に
なっているんですね。
夕方5時過ぎになると、「今からジム行ってきます!」というような、
スポーツウエアの人がいっぱい街を歩いています。
フラットメイトの子たちも、夕方になると「ジムに行ってくるね」
「ジョギング言ってくるね」と、ほぼ毎日出かけてました。
話しがズレましたが…
ま、わたしはけっこうスタッフや気合の入った人たち(笑)が
スピリチュアル的な話をしているのを聞くのも好きでしたけどね。
すっかりこのスタジオが気に入ってしまったので、ほぼ毎週
通いました。
アシュタンガ・ビンヤサとハタヨガの2種類のクラスがあり、
曜日によって変わるんですが、わたしは主に受けていたのは
木曜日の中級向けハタヨガクラス。
Candravali先生は旧東欧の国の出身(国の名前教えて
もらったんですが、忘れてしまいました >_<)
レッスン中の説明がとてもわかりやすかったです。
留学や仕事で長期間海外で住むならば、こんなふうに
習いごとをしてみるのはオススメですね。
学校や職場以外での交友関係が広がるチャンスです。
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●わたしが通っていたヨガスタジオのサイトです
The Loft Yoga Lounge
●ブリトマートのショッピングエリアにヨガウエア「ルルレモン」のショップがあります。
毎週日曜朝8時から、お店の前で無料ヨガレッスンをやっているとスタッフさんが教えてくれたのですが、今でもやってるかな?
今は冬場だし…
LULULEMON ATHLETICA

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ワイタンギ・デーと週末旅行
2月6日は「ワイタンギ・デー」で学校はお休み。
マオリとイギリス政府との間で「ワイタンギ条約」が結ばれた日。
先住民のマオリと、ヨーロッパからの移民との間で起こった
土地所有問題を解決するための条約です。
とはいえこのワイタンギ条約、マオリの人たちにとっては
“不平等条約”といえるような内容。
なので、この祝日も一概には「おめでとう」といえないものが
あるそうです。
学校の授業でもワイタンギ・デーについては取り上げられたので、
こういう複雑な歴史を知ることができました。
そうでなければ、わたしの認識も単に「ニュージーランドの
建国記念日みたいなものね」で終わっていたかもしれません。
「ワイタンギ・デー」については、私が愛読している
『日刊ニュージーランドライフ』が記事を書いていますので、
ご参考にどうぞ。
さて、ことしのワイタンギ・デーは金曜日でした。
学生向けツアー会社もいろいろな泊りがけツアーを組んでいたので、
クラスメートと一緒に「ベイ・オブ・アイランズ」へ行く2泊3日の
ツアーに参加しました。
オークランド市内にある語学学校や大学に通う留学生向けのツアー
なので、いろんな学校に通う、いろんな国からのいろんな年代の
人が集まってきます。
ツアー会社のスタッフが運転するバスやバンで行くので、
道すがらもスタッフがいろんな話をしてくれたり、参加者同士で
話がはずんだりもします。
宿もモーテルのドームで5~6人ずつの相部屋。
なので観光案内所であっせんしているツアーよりも安いんですね。
でも、みんなとお近づきになれるので、楽しい。
こういうアクティビティは、学生なら参加しないと損です。
ベイ・オブ・アイランズはNZ北島の北部、オークランドから車で
3~4時間のところ。
観光拠点となるパイヒア、ラッセル、ケリケリなどの観光地や、
かのワイタンギもこのエリアにあります。
ワイタンギはパイヒアのすぐ近くなので、ちょっと足を延ばして
行けるかと思ったんですが、自由時間がほとんどなくて
行けずじまいでした。
せっかく「ワイタンギ・デー」に近くまで来ていたのに…(T_T)
いちおう記念式典やらイベントやらがあったようです。
私たちのツアーは、
●1日目
巨大なカウリツリーを見る

イルカが泳ぐのを見たり、「ホール・オブ・ロック」を見に行く
観光船に乗る

人気のフィッシュ&チップス店で晩ごはん

●2日目
NZ最北端のケープランガ

90マイルビーチをバスで疾走(能登の千里浜みたいなところです)し、
サンド・ボーディングにチャレンジ

モーテルでBBQ

●3日目
ケリケリのトイレ見学(笑)

滝を見たり、ビーチに行ったり。

※うーん、なぜ写真が縦横ちゃんと入らないんだろう???
見づらくてすいません
かなり忙しいツアーで、1カ所にいられる時間が30分~1時間半
くらいだったような気がします^^;。
でもこうやっていろんな国の人と一緒にいると、お国柄がみえると
いうか、一人ひとりのキャラクターが際立つというか。
面白かったのは、南米の人たちは泳げるところがあると、どんなに
時間が短くても泳ぎに行く人が多い(笑)。
宿から服の下に水着を着ていって、いつも準備万端です。
一方でヨーロッパの人は、泳ぐよりビーチで日光浴。
アジア系はできるだけ日陰にいる感じ?
ま、これは私の、このツアーでの印象なので。^^;
このツアーに30代くらいの韓国人のカップルがいました。
奥さんは料理人になるための学校、旦那さんは語学学校に通って
いたんですが
「今の朴政権がキライだから移住してきた」
と言ってました。
宿で飲んでる時に彼らといろいろ話をしたんですが、案の定
「あなたは今の日本の総理大臣についてどう思う?」
と質問が来ましたね。
日本ではよく「海外では政治と宗教の話はNG」というアドバイスを
聞きます。
が、私がいままで経験してきたなかでは、初対面でそんなに親しい
間柄でなくても、いろいろおしゃべりをしているとけっこう政治や
宗教の話になります。
つまり、自分たちが関心のある事柄なら、宗教や政治の話も聞いて
みたい、という心理なんだと思います。
なので、とくに海外に長期間いる時は、自分や一般的日本人の政治観、
宗教観くらいは話せるようにしておくとよいかと思います。
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●Auckland Adventures
オークランドの語学学校に出入りしている(笑)、学生向けツアー会社です。

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ニュージーランドの作家たち
そのなかでニュージーランドの作家も何人か教えてもらいましたが、
真っ先に挙がるのがキャサリン・マンスフィールド。
彼女は短編で有名ですね。
ウィティ・イヒマエラはマオリ出身の作家です。
映画化された『Whale Rider』が有名。
日本でも『クジラの島の少女』
クジラの島の少女 [DVD]
わたしも公開当時見に行きましたが、その時はニュージーランドや
マオリについては知識も興味もありませんでした^^;。
でも、この映画はすごく印象に残っています。
本も出ていますね。
クジラの島の少女 (BOOK PLUS)
原書はこちら
The Whale Rider
日本で手に入れやすいのはこの2人くらいでしょうか。
児童書のオススメ作家も先生に教えてもらいました。
いま人気なのはLynley Dodd。
『HAIRY MACLARY』という犬の絵本で、シリーズ化されています。
わたしが気にいたのはMark & Rowan Sommersetの
『Baa Baa Smart Sheep
※本の写真あるのですが、なぜかアップすると天地が逆になってしまう…
ちょっと悪賢い羊のBAA BAAのお話で、このジョークは正直こどもにはギリギリのライン(苦笑)。
日本では親御さんによっては眉をひそめるかもしれませんが^^;、
子どもの方はたぶん大喜びだと思います。
子どもの絵本の方が、地元の作家さんの作品にはニュージーランド
らしさが出ているかもしれません。
オークランドではよく本屋をのぞいていました。
でも、あまり本は買いませんでしたね。
なぜなら、ニュージーランドは本も高いから。
先生たちも「買うならamazonの方が断然安いよ」と言っていました。
買いたい時はセールをしている時を狙います。
日本は本がセールになることはほとんどありませんが、海外では
本も安売りされます。
それに街なかの大型店は高い。
その点はスーパーや食料品店と同じ感覚ですね。
古本屋もあります。
ただ、英語の本を古本屋で物色するのは大変。
普通の書店ほど、作家別やジャンル別に整然と並んでいる
わけではないので、背表紙を順番に見ていくのがけっこう
重労働です。
わたしは学校近くの古本屋で、素敵なマオリの絵本を見つけました。

この本、シリーズでもう1冊あるのですが、調べてみると
絶版どころか出版社自体がもうなくなっていました。
この作家がほかに本を出してないかと思って本屋さんでも
聞きましたが、店員さんもこの人は知りませんでした。
かなりマイナーな作品のようですが、本当に美しい絵本です。
これに古本屋で出会えたのは奇跡ですね。
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Whitcouls
オークランド中心地、クイーンズ・ストリート沿いにある大型書店。
残念ながら今年中に閉店するそうです。残念。

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